〔プロフィール〕
東京生まれ、武蔵野美術大学造形学部 油絵学科在学中
〔受賞歴〕
武蔵野美術大学芸術祭 展示最優秀賞
ペインティング、彫刻、インスタレーションなどの制作を行う。
〔展示〕
2015年7月10日(金)~15日(水)
12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊
「穴が咲いた!穴が咲いた!」
岡本大河
スペース地下
〔概要〕
「秩序」を交換可能なものとして扱い、「穴」を通して奥の世界の「秩序」を引きずり出す。それはこちらの世界の表象を借りて現れるが、引きずり出されるのは「秩序」それ自体であり、後に述べるような「別の秩序」がこちらの世界に引きずり出されれる時の、その表象がこの展示である。
ここで言う「秩序」とはそれぞれの事象のこちらの世界での自然さ、それに人が触れることによって得られる感覚(ドアには開けるための取っ手がついていて、それはたいてい冷たい金属だ。リンゴには子孫を残すための種があり、人間がいやがるほどには他のサル達はいやがらない。)であり、それらはすべて、こちらの世界の秩序であると言える。そこで、この秩序を「ある秩序」とし、奥の世界を仮定する。奥の世界には奥の世界の自然さ、感覚、因果関係があり。それが「別の秩序」である。
この「別の秩序」を引きずり出すために「穴」をあけるのだが、先に述べられた通り、「別の秩序」は奥の世界に依存しながら引きずり出され、こちらの世界の物質言語や気配を伴って現れる。それは「ある秩序」と「別の秩序」の境界であり、「別の秩序」と接するこちらの世界の表層でもある。この表層を写し取ることで、「秩序」の呪縛を逃れられないだろうか?また、こちらの世界を支配する「ある秩序」が揺ぐのなら、結果的に奥の世界についても言及できないだろうか?
「穴が咲いた!穴が咲いた!」
〔プロフィール〕
東京生まれ、武蔵野美術大学造形学部 油絵学科在学中
〔受賞歴〕
武蔵野美術大学芸術祭 展示最優秀賞
ペインティング、彫刻、インスタレーションなどの制作を行う。