TRACE | is that me?

〔展示〕
2015年4月3日（金）～15日（水）

12:00～20:00（最終日～17:00） ※木曜日休廊

「TRACE | is that me?」

飯田恵、加藤陽子

スペースM

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​〔概要〕
「知的な衝動が尽きるまでの螺旋」としての展開を、クロード・レヴィ＝ストロースは続けていました。
インターネットで購入した19世紀のコルセット、誰もいない工場、女性の足、飼鳥などの写真をインクジェットプリンタで出力し、痕跡を手刺繍しています。
幾何学、有機的な形、陶芸の質感を超えて、それらは動き続ける心象風景。
うそかもしれない　ほんとうかもしれない
時を 少しだけほどいて 向きを変える
細胞のなか、曖昧な記憶に触れる旅
その先に何かが見える かもしれない

〔テキスト〕
●飯田恵
撮影した写真を印刷機を用いてプリントして、痕跡を一針ずつ手刺繍する作品を通して、
曖昧となっていく記憶、集団による現象を見つめ、少しずつ失われていく個としての感覚を問う。

●加藤陽子
時間の経過とともに、曖昧となる記憶、イメージ。
頭の中で湧いては消えるイメージをその場で切り取り形にすることができたらと
謀殺される日々の中、感じていたことだ。
具現化した記憶や思いを残し、積み重ねることで自分自身と
向き合うことが可能となる。
土にかえり無となるまでは。