2013/07/06

\風景-写真の亡霊

〔イベント〕
2013年7月6日(土)17:00開場 17:30開演 20:00終了予定
芸術係数特別講義:新津保建秀「\風景-写真の亡霊」
講師:新津保建秀
進行:辻憲行
¥2,000-(ワンドリンク付き)
※トーク終了後講師を交えて交流会を予定しております。
お気軽にご参加ください
参加費:¥500-(ドリンク代別)
定員:40名(要予約)
スペース地下


〔概要〕
芸術係数では、1960年代以降に書かれ、まだ日本語訳が出版されていない美術に関する論考を中心に
取り上げる読書会を継続的に開催しています。この特別講義では、読書会を補完するため、
日本国内で注目すべき活動を行っている人々を講師に招き、日本のアートをめぐる未来の言葉を探ります。

今回の講師の新津保建秀氏は、1990年代の終わりから商業写真、
建築写真を含む幅広い活動を展開してきました。
2000年代に入ってからデジタルでの制作に移行していくにつれ、デザイナー、音楽家、作家、科学者、
思想家など様々な分野の第一線で活躍する人々と活発にコラボレーションを行いました。
この経験は氏の写真作品のコンセプト・メイキングに大きなフィードバックを与えました。
コンピューター・アルゴリズムによるイメージ・プロセッシングやスクリーン・キャプチャなどの手法を導入し、
写真につきものの潜像/現像、見る/見られるの二項対立を迂回する氏の作品は、
新しいイメージの条件を問うものと言えるでしょう。

今回の講義では「\風景-写真の亡霊」と題し、初期からの氏の活動を振り返ると共に、
2012年の個展「\風景+」で取り上げられた作品や思想地図β誌のためのチェルノブイリでの撮影、
さらに現在進行中のプロジェクトについて伺います。

Date
  • 2013/07/06

Location
  • スペース地下

Creator
  • SHINTSUBO Kensyu / 新津保 建秀

  • TSUJI Noriyuki / 辻 憲行

  • geijutsukeisu / 芸術係数

SHINTSUBO Kensyu / 新津保 建秀

TSUJI Noriyuki / 辻 憲行

〔プロフィール〕

1970年生まれ。キュレーター/翻訳。山口大学大学院人文科学研究科美学美術史専攻修了。
1998年から2006年まで秋吉台国際芸術村(山口県)にてチーフ・キュレーターとしてレジデンス、展覧会、
WS、セミナーなどの企画・運営を行う。2008年から2010年まで東京都写真美術館学芸員。
主な企画展(共同企画も含む)は、「アート・イン・ザ・ホーム」(2001)、「チャンネル0」(2004)、
「トランスフォーマー」(2005)、第1回/第2回恵比寿映像祭(2009/2010)。芸術係

geijutsukeisu / 芸術係数

〔プロフィール〕

●新津保建秀 / SHINTSUBO Kensyu
東京生まれ。映像とフィールドレコーディングによる映像作品の制作を経て、写真家としての活動を始める。
自身の作品制作とともに、さまざまな企業、建築、電子音楽、非線形科学、
情報デザインなど他領域との共同作業を多く手掛ける。
「思想地図β4」(ゲンロン)のチェルノブイリ取材における撮影を担当。また今夏、
池上高志(複雑系科学の研究者)、永井一史(KAHUHODODESIGN)との電子書籍の刊行が予定されている。
著書に「\風景」(角川書店)、「Spring Ephemeral」(FOIL)、「Rugged TimeScape」(FOIL)、ほか。

〔web-site〕
http://www.kenshu-shintsubo.com/

 

●辻憲行 / TSUJI Noriyuki
1970年生まれ。キュレーター / 翻訳。山口大学大学院人文科学研究科美学美術史専攻修了。
1998年から2006年まで秋吉台国際芸術村(山口県)にてチーフ・キュレーターとしてレジデンス、展覧会、
WS、セミナーなどの企画・運営を行う。2008年から2010年まで東京都写真美術館学芸員。
主な企画展(共同企画も含む)は、「アート・イン・ザ・ホーム」(2001)、「チャンネル0」(2004)、
「トランスフォーマー」(2005)、第1回 / 第2回恵比寿映像祭(2009/2010)。芸術係数主宰。

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