〔劇団女体盛りとは〕
自分と他人の価値観の差異、世の中に溢れている現代特有の問題を時に面白おかしく、時に辛辣に訴えかける演出を特徴とする劇団女体盛り。
演出家・菊池遥の描く奇々怪々とした世界観、そして一度聞いたら忘れられない生理的嫌悪を煽る劇団名は、いま話題の若手劇団として小劇場界へと知れ渡ろうとしている。
菊池は第3回公演「結婚式」にて若手演出家コンクール2016第1次審査会(ビデオDVD審査)を通過した15名に選ばれる。
第2次選考を通過できなかった悔しさをバネに2017年は勉学の年とし、満を辞して昨年12月、吉祥寺櫂スタジオにて第5回公演「現代童話」を上演した。
1年半ぶりに自分たちの手で作品を作り上げること対する喜びを感じ、同時に抱いた思いは焦りである。
私たちはこの1年で何か変われたのだろうか?
作品を観た人に何かを与えられる人間になれているのだろうか?
まだそれすらも実感が沸かないのは、自信を持てないのは、成長しきれていないという事実である。
間も無く大学を卒業し社会に出てから1年が経とうとしている。
もう言い訳は通用しない。
我々は新たなる一歩を踏み出すため、2018年3月下旬、第6回公演「吐露」を新宿眼科画廊にて上演する。
当作品は劇団女体盛り史上初となる、舞台美術セットを一切組まない作品である。
当劇団の演出の特徴の一つとして、奇抜な舞台セットと大量の小道具がある。
小道具を使用しては散らかしていくことで、もともと完成された舞台美術が終演までにまた違う舞台へと進化させることが狙いだ。
しかし、当作品では舞台美術は一切組むことはない。
新宿眼科画廊スペースOの目がくらむような白いスペース。
そのシンプルゆえにごまかしのきかない空間をどう活かすかが今回の試みである。
〔劇団プロフィール〕
桜美林大学芸術文化学群演劇専修卒業生の 菊池遥が主宰を務める演劇団体。
菊池遥(演出家 / 劇作家)、小田川千尋(宣伝美術 / 演出助手)、田中亜実(制作)、高橋未来(音響)、白井美優(照明)以上5名にて構成されている。
2014年10月より東京・神奈川を拠点に活動している。
見て見ぬふりをしてきた事柄をユーモラスに取り上げ、人々の心にハッと突き刺さる演劇を目指している。
自分と他人の価値観の差異、世の中に溢れている現代特有の問題を時に面白おかしく、時に辛辣に訴えかける演出 が特徴。
劇団名の由来は、「真面目な会議の場で真面目な顔をした大人に『女体盛り』と発言させたかったから」というもの。
案の定、改名したい。
〔WEB-site〕
http://nyotaimori.web.fc2.com/
〔Twitter〕
@_nyotaimori
〔tel〕
090-9235-5273(制作:たなか)
〔mail〕
nyotaimori10@gmail.com
〔過去の上演作品〕
Youtubeにて過去公演動画公開中!
●2014年10月 第1回公演「家族団欒」(徳望館小劇場 )https://youtu.be/v_yPw8fhbGs
●2015年6月 プロデュース公演「お笑いらぼ」(徳望館小劇場)
●2016年3月 第2回公演「毒虫」(徳望館小劇場 )https://youtu.be/ku7AqlYyoF0
●2016年6月 第3回公演「結婚式」※若手演出家コンクール2016第1次審査会通過作品(PRUNUS HALL)https://youtu.be/OjZy17qLrUs
●2016年8月 第4回公演「癖」※シアターグリーン学生芸術祭vol.10参加作品 (シアターグリーンBASE THEATER)https://youtu.be/2UxXccP4paU
●2017年12月 第5回公演「現代童話」(吉祥寺櫂スタジオ)