〔展示〕
2011年5月20日(金)~25日(水)
12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊
「物語のテロメア。とパノプティコン」
カナイサワコ
スペースM、S、E
〔概要〕
あるかもしれないけど、ないかもしれない何処かというあいまいな何かを求める。
漠然としたイメージをどう表現したらよいのか。
頭の中の景色を立体にしてみる。
何を作ったところで、これはこうゆうものなのだ、という確信は出来ない。
考え出した瞬間から次の景色を思い描く。
1つのモノを作るたびに、次のモノが変化していく。
この空間に作られた1つの作品は、流動的な想像の景色から切り出されたモノの複合体なのだ。
総体としてのあいまいさを、そのまま受け入れてみる。
そして細部を覗き込む。
そこにある表面の皮膚感、手触りを確かめる事で、リアルな感覚を取り戻す。
物質の向こう側にある世界と、「私」という肉体を持つ存在は、お互い少しずれつつも1つの空間に共存し、壁の向こう側にその感覚の触手を伸ばす。
〔プロフィール〕
1982 群馬県生まれ
2007 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
2009 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了
〔個展〕
2008 「Cell in the Sea of Decay」(藍画廊 / 東京)
2009 「Twinkle Drops and Tiny Fragments of Decay」(藍画廊 / 東京)
2010 「Habitat」(若月法律事務所 / 群馬)
〔グループ展〕
2009 「ART & PHOTO BOOK EXHIBITION 2009」(新宿眼科画廊 / 東京)