〔プロフィール〕
私たちは赤瀬川原平の美学校での絵文字工房・考現学研究室の生徒を中心として1982年に発足した集団です。
ほとんど休眠状態の時期もありましたが、現在再び活動をしています。
今や独自にトマソンを観測している人も多いと思いますが、トマソン観測センターはトマソンを報告書という物質に変えて世界の一角に集積して残して行く業務を担う、センター的役割を活動の特色にしようと考えています。
何の役にも立たない行為ではありますがそれがトマソンにふさわしいのではないかと思うのです。
いただいた報告書は認定の可否にかかわらず永久に保存し発表会などで適宜公開します。
報告認定会は現在年2回、5月と11月ごろ行っていますのでぜひ報告書を持ってご参加下さい。
〔展示〕
2013年11月1日(金)~11月13日(水)
12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊
超芸術トマソン観測センター31周年「大トマソン展」
超芸術探査本部トマソン観測センター
スペースM、S、E
〔概要〕
芸術のように世の中にとって無用でありながら芸術よりもさらに役に立たず、
家や店にくっついて、あたかも芸術が展示・呈示されているかのように美しく保存されている。
そういう存在を「超芸術トマソン」と名付けて、私達は1982年から、「美学校」の赤瀬川原平の
「考現学研究室」出身者を中心として探査と観測を続けてきました。
私達は発見された物件を記録集積する“センター”として、
全国から寄せられたトマソンの報告書を永久保存することを特色としたいと考えています。
1.最新の報告書を中心に未公開物件、セレクト物件などの展示を行います。
2.これまで寄せられた全ての物件の報告書ファイルを公開し閲覧に供します。
3.赤太郎ルーム
赤太郎とは車の接触を防ぐために制作されたと思われる未知の生物状物件。
単なる車止めであれば実用なのでトマソンではありませんが、
その実用を超越した姿がセンター員の心を捉えています。
今回は赤太郎に類似した物件を1つの部屋に集め探査課題として呈示し、
来場者からの意見も広く伺いたいと思っています。
4.庇百選
窓やドアが塞がれた後に残されて、何もない壁をひっそりと雨露や陽射しから庇っている、
純粋な庇として存在し続けている物件のこと。
超芸術トマソンの中では基本的な物件ですが、今回は厳選、集積することにより、
その魅力の再発見を試みました。
■会期中のイベント
参加者が持ち寄った物件などを互いに検討します。
トマソンらしき物件がありましたら報告書をお持ちください。
報告用紙入手先は、会場またはhttp://p.tl/Kwlp
11月10日(日)14:30開場、15:00~17:00
新宿眼科画廊スペースO
参加費無料
[報告書随時募集]
会期に関わらず発見を報告書にしてセンターまでお送りください。