〔演劇〕
2017年4月14日(金)~17日(月)
「凡人の言い訳」
小田尚稔の演劇
前売:¥2,400- / 当日:¥2,800- / 学生:¥2,000- (全席自由席・日時指定) / 4月14日の前売:¥2,000- / 4月14日の当日:¥2,400-
スペース地下
〔概要〕
「凡人の言い訳」は、プラトン(Plato:BC427-347)の『ソクラテスの弁明(Apologia Socratis)』 を題材にして、「よく生きる」ということについて考えたくて書いた戯曲です。『ソクラテスの弁明』は、ソクラテスの一人語り(モノローグ)の形式で著され た作品です(ちなみに岩波文庫のなかで、一番刊行部数が多い書物がこの『ソクラテスの弁明』だそうです!)。ですので、「凡人の言い訳」もそれに則してモ ノローグで構成しています。
プラトンは「よく生きる」ということについて次のように書いています。「一番大切なことは単に生きることそのことでは なくて、善く生きることである〔略〕また善く生きることと美しく生きることと正しく生きることとは同じだということ」『ソクラテスの弁明 クリトン』(岩波文庫、久保勉訳、74頁)。
この「凡人の言い訳」という演劇作品は、上演中、たいした出来事はなにも起こりません。冬から春に季節が変わるなかで、登場人物である三十路手前の女性が日々感じたこと、悩んだこと、楽しかった出来事がその都度思い出され、それはさながら走馬灯のように淡々と語られます。
この作品は、2016年の春から初夏にかけて新宿と広島市(中区)で上演しました。二つの地域で上演するなかで、私は、95分程度のこの演劇作品に普遍性のようなもの、即ち、「いつでも、どこでも、誰にでも」伝わるものがあるような、そんな思いを持ちました(少し大風呂敷を広げた書き方な気もしますが)。
今回の上演では、唯一の登場人物である女性の役を豊島晴香さんが演じてくれます。
初演のときと変わらず、敬愛するアキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki:1957-)監督に倣って作品を「観終わった人が少し幸せになれるように」という心持ちで上演が出来たらいいな、と思っています。
そんな私(凡人)の言い訳。
〔タイムテーブル〕
2017年4月14日(金)~17日(月)
4月14日(金) 19:30
4月15日(土) 15:00 / 19:00
4月16日(日) 15:00 / 19:00
4月17日(月) 15:00
※受付は各回開演の40分前、開場は20分前。
※飲食の持ち込みは自由です(ただし、上演中、音の出ないようにお願いします、、、)。
〔予約フォーム〕
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=ef83cd686c
※2017年2月10日より予約開始予定です。
〔脚本・演出〕
小田尚稔
〔出演〕
豊島晴香
〔音楽〕
原田裕介
〔音響〕
畠山峻
〔宣伝・美術〕
渡邊まな実
〔映像撮影・編集〕
佐藤駿
〔制作協力〕
杉浦一基
〔協力〕
犬など、PEOPLE太、シバイエンジン
〔企画・制作〕
小田尚稔