2017/11/24-12/06

浅い眠り

〔展示〕

2017年11月24日(金)~12月6日(水)

12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊

「浅い眠り」

hima://KAWAGOE

スペースM

 

〔概要〕

​レセプション:25日(土)17:00~ 〈ゲスト:きりさき〉

 

死してなお、殺す。生前葬と言いながら私はここで死んで生まれる。

直接的に自分の死をテーマに絵を描く事、個展をすることを禁忌としていた私が今できる最大の死と生と、それにまつわる性。語れる事はこれ以上ないといったところでもあります。

年号が変わり、ただそのまま絵を描き続けて28年と少し。その間、絵の本質に触れるようで絶対に触れる事が私自身できなかった16年。創作という肩書きの中、絵をただ描いてきた自己を戒めるような3年。様々な事柄が解決しては消え、また疑問となり解決しては消え、しこりを残らせ続けながらも続けた10年。

人間との関わりとは何か。自己とは何者か。11年目の創作家としての自分とは誰。

少しずつ、傷つかない事で培ってきた形であり、確信が持てるような一つの創作が見つかったその瞬間が2016年。そしてそこが、インプットの隙が生まれた一瞬であった。2017年の1月1日0:00に私は「また傷ついてみたい」と思った。その時から、一種のノーガード戦法のような形で始まり、16歳までの私、17歳からの私の誰でもない27歳の私は、10代の私の環境とは比べ物にならないくらいのダメージと、それまでの教訓を活かさない努力をし、失い続け、想像ができる範囲の事であったと思った全てを凌駕する経験を得た。結果として何も持たないフリーランサーが半年寝込むという事態になるが、諸々のその一つの答えとして、この空間が存在することになる。

絵画、生きた死体、遺伝子の固形物、光、香典。

死ぬと生きるを往復した半年を言い表すならまさしく浅い眠りであったように、この場所も、生きる、死ぬ、生きる事への執着への性行為、そして眠りが同居する、狭間の空間。

半透明な世界で、乳白色の瞳で見た景色を、少し鮮明にお見せしようと思います。 

hima://KAWAGOE

●性的殺意

ドメスティックプロダクトブランド

死なない。買った人、身につけた人がそんな気持ちをしまえるような。そんな物を作りたい。"かわいい"を0.03mmで纏って殺意を中出しする。誰にも言えないそんな気持ちがあるならば、こっそりと、ブックカバーの裏側に隠せばいいよ。それでも堂々と、電車の中で読めばいい。そうとも知らない人達に、自分の"隠したナイフ"の存在がバレないように。性と殺意を同時に感じる時があったら、なんとなくSEiTEKiSATSUiを身にまとって、自分なりの意味を作って、あの人の前で笑ってみせてよ。

イラストレーターhima://KAWAGOEが贈るドメスティックプロダクトブランド”性的殺意”は、hima://KAWAGOEのイラストレーションから着想を得、イラストレーションを使用せずにその世界観を再現するブランドです。コレクションは特定の時期ではなく随時発表。トライ&エラーでオンデマンドプロダクトの現在を追い、小ロット制作ながらもマスプロダクト特有の”良さ”を研究し続け、発表しています。

Date
  • 2017/11/24-12/06

Location
  • スペースM

Creator
  • hima://KAWAGOE

hima://KAWAGOE

〔プロフィール〕

●イラストレーター / hima://KAWAGOE(ひまかわごえ)

平成元年8月7日、静岡県旧清水市うまれ東京都在住。信念を持っている事を感じさせるビジュアルの青少年を描く。その他にプライベートブランド(性的殺意)やミニレーベルのタイムカプセルレコーズ、ライブペイント、トークライブなど、イラストレーション以外の方法での表現方法について常に研究し発表している。

●ドメスティックプロダクトブランド / 性的殺意

死なない。買った人、身につけた人がそんな気持ちをしまえるような。そんな物を作りたい。"かわいい"を0.03mmで纏って殺意を中出しする。誰にも言えないそんな気持ちがあるならば、こっそりと、ブックカバーの裏側に隠せばいいよ。それでも堂々と、電車の中で読めばいい。そうとも知らない人達に、自分の"隠したナイフ"の存在がバレないように。性と殺意を同時に感じる時があったら、なんとなくSEiTEKiSATSUiを身にまとって、自分なりの意味を作って、あの人の前で笑ってみせてよ。

イラストレーターhima://KAWAGOEが贈るドメスティックプロダクトブランド”性的殺意”は、hima://KAWAGOEのイラストレーションから着想を得、イラストレーションを使用せずにその世界観を再現するブランドです。コレクションは特定の時期ではなく随時発表。トライ&エラーでオンデマンドプロダクトの現在を追い、小ロット制作ながらもマスプロダクト特有の”良さ”を研究し続け、発表しています。

〔経歴〕

2014 翔泳社 出版 ILLUSTRATION 2014 掲載

2014 渋谷PARCO主催 シブカル祭出展

2014 フランスの番組「tocotoco」にて特集

2015 性的殺意にてrooms31出展

2015 東京カルチャーカルチャー企画

2015 新宿ルミネ2 rooms shop POPUP

2015 静岡市 水道局キャラクターデザイン

2016 株式会社TRIGGER 2月TOP担当

2016 挫・人間「非現実派宣言」ジャケット担当

2017 でんぱ組.inc 夢眠ねむ主催 たぬきゅんエキスポ2017 参加

その他展示、POPUP多数

〔個展〕

2014 「キモチ feel so good -瞳の中の回顧展-」

2015 「キモチ feel so good 弐 -Thank you for The Music-」

2017 「キモチ feel so good 賛 -10年目のサマータイムブルース-」

〔グループ展〕

2016 二人展「因果応報ライナー新宿/渋谷」(新宿眼科画廊)

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