〔プロフィール〕
1984 東京生まれ
タックイン研究者
2004 園子温監督の映画『紀子の食卓』に衣装助手として参加
2014 タックイン/アウトの研究で修士論文を執筆
「日本人とシャツのすそー東京の若者たちは
いつからTシャツのすそを出しはじめたのかー」
2010年頃から映画製作を開始
2011 映画『もしかしたらバイバイ!』
2013 映画『FUCK ME TO THE MOON』
2016 映画『Is This What Democracy Looks Like?』
2020 映画『忘れたいのに思い出せない』
(すべて滝野弘仁と共同脚本、共同監督)
〔Twitter〕
@qqquanah
〔展示〕
2021年10月29日(金)~11月3日(水)
12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊
「1991年の若者たちがタックアウトしたTシャツを2021年の君たちは」
高畑鍬名(QTV)
スペース地下
〔概要〕
1991年、若者たちが腰からシャツをタックアウト。
2021年、渋谷原宿にはタックインの若者たち。
その時代の気分がすそを出したり、しまったりして。
————転変の底にある意識ないし無意識の「かたち」。
若者たちがTシャツのすそを「いつ」出したのか。
それは調べればわかる。
タックアウトの〈テクニック期〉は1989年に始まり1991年
例えば『幽☆遊☆白書』で。
織田裕二のトレンディドラマで。
そして『男はつらいよ』で。
映画や漫画の登場人物が急にTシャツを出しはじめる瞬間がある。
問題は「誰が」「なぜ」出したのか、入れたのか、わからないこと
タックインの〈テクニック期〉は去年すでに終わっていて。
もうすぐTシャツ出してるのは君だけになり、
映画や漫画の登場人物が急にTシャツを入れはじめる瞬間がくる。
30年前に誰かがタックアウトした瞬間。
あなたがタックインすることに決めた朝。
2051年の若者たちは。
入れているだろうか、出しているだろうか。
それまで路上を。
上機嫌に。