時間の痕跡

〔展示〕
2022年2月18日（金）～23日（水）
12:00～20:00（水曜日～17:00） ※木曜日休廊
「時間の痕跡」
姜子元
スペースM

〔概要〕
人間はずっと時間という目に見えないものに対して様々な研究や探索を行ってきた。
芸術家たちはできる限り画像情報を用いて時間という概念を表現しようとしている｡
でも今の時代には私たちはあまりにも便利で、大量の画像情報を得ることができる｡
私たちをもっと貪欲にもっと多くの時間を得たいと思っている｡
ジャコメッティは単なる存在者を描いているだけであり、人間の存在を表現した作品を目指していた。
彼の絵の中で、存在の手がかりを掴むことができる。
彼は時間を引き留めたいかもしれないが、現代の絵画は自然の調和の美を追求するのではなく、媒体として存在している。しかし絵画の歴史は古い。
先史時代の人類は洞窟の壁に手形を描き、彼らはただ手を描いているのではなく、自分の存在を証明するためだ。それは絵画の起源だという説がある。
すべての存在は時間の中に存在する。
イギリスの有名画家デビッド·ホックニーはこう言っている:
「絵画は話せないし、動かない…、しかし絵画のほうが人間より遥かに長生き…」