〔プロフィール〕
東京杉並区生まれ
立教大学文学部卒業
同 修士課程中退
Penninghen(パリ)に一年間在籍
〔賞歴〕
1994 artbox大賞展 準グランプリ
1996年頃アーバナート佳作、リキテックスビエンナーレ佳作
〔個展〕
六本木アートボックスギャラリー(東京)
2001 銀座教文館(東京)
2018 タナカホンヤ(根津)
2019 タナカホンヤ(根津)
2019 River Coffee & gallery(東大前)
2022 「重力」(新宿眼科画廊 / 東京)
〔Instagram〕
@_sethism_8
@les_toiles_
@lanuee_atelier
〔展示〕
2022年6月3日(金)~8日(水)
12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊
「重力 / la pesanteur et」
ふるやしきせつ
スペースE
〔概要〕
「美しいもの、それは熟視に耐えるものである。
…無期の禁固刑に処された囚人の独房にかけておいても、耐えがた
18歳の時、この言葉を見つけて以来、
その「一枚の画」とはどんな画であろうか、
自分が描けないとしても、誰かの作品だとしても「その一枚の画」
そして、どのような稚拙なものでもいい、描くこと、少し足掻いて
上記最初の言葉は、フランス実存主義時代の、当時はほぼ無名の哲
彼女の
「魂の本性的なうごきは、すべて物体の重力の法則に類似した法則
という言葉が、少女期の私の胸を貫いた。
その法則とは「重力」に支配されたこの地上のすべてのものの、あ
その重力に従った(従わされた)あり様を表現できているかどうか
それは具象抽象、漫画やアニメ、落書きのようなイラスト、子供の
「創造は、重力の下降作用、恩寵の上昇作用、それに自乗された恩
この世界で、この下降と上昇の相矛盾した作用を経験した人間だけ
重力によって下降を繰り返した魂が、最後には、兄弟のように深い
「ふたつの方向をもつ下降運動。
重力の行うことを、愛によってもう一度行うこと。
この二つの方向を持つ下降運動が、全ての芸術の鍵ではないだろう
La pesanteur et la Grâce
シモーヌヴェイユ『重力と恩寵』より