〔プロフィール〕
Painter、Artist
1999 東京都出身
2018 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 入学
2022 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2023 現在は東京藝術大学大学院美術研究科油画技法材料研究室 在学
幼少期に経験した知覚体験から知覚、認知プロセスへの疑問を軸に絵画制作をしている
〔主な展示〕
2021 地方芸術祭「ストレンジャーによろしく」 (芸宿 / 金沢)
2021「Remix」(3331 Arts Chiyoda / 東京)
2020 「AS ABOVE SO BELOW」(四谷未確認スタジオ / 東京)
2020 「EPIC PAINTERS Vol.7」(The blank GALLERY / 東京)
2022 「P.O.N.D. 2022 〜IN DOUBT /見えていないものを、考える。〜」(PARCO MUSEUM TOKYO / 東京)
2022 「メランコリック日常」(Artas Gallery / 福岡)
など
〔WEB-site〕
https://risakokubu.tumblr.com
〔Twitter〕
@petrichor__xx
〔Instagram〕
@risarisa0121
@risakokokubu_works
〔展示〕
2023年2月24日(金)~3月15日(水)
12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊
「はたからみる」
國分莉佐子、斉木駿介、德永葵
スペースM
〔概要〕
現在私たちは、東日本大震災を皮切りにして新型コロナウイルスのパンデミック、ロシアによるウクライナ侵攻といった大規模な自然災害や社会政治問題が勃発し、日々供給される大量の情報やコンテンツを液晶越しに消費し続けなければいけない時代を生きています。
本展覧会で取り上げる三名の作家たちは、こうした現代社会の日常を受け入れつつ、それぞれ独自の第三者的視点で切り取ろうと試みます。
國分は、ノスタルジックな日常風景や、幼少時代より慣れ親しんできたサブカルチャーコンテンツのイメージなどを抽象的な形に切り取り、歪め、鮮やかな色彩で描き出します。
それらの表層的な美しさは、現代社会の追い求めてきた豊かさの表面性と、そこに漂うニヒリズムを浮き彫りにするかのようです。
また斉木は、現実やネット上に溢れるイメージや記号を解体・再構築し、現実とネットが融合する現代の日常感覚をシニカルに描き出します。
そうした彼の絵画は、液晶画面越しに消費せざるを得ない社会問題の数々を示唆すると同時に、画面の向こう側の存在である他者に対していかに共感し、寄り添えるかという問題を私たちに投げかけているかのようでもあります。
一方徳永は、自身の幼少期の記憶をもとに描いた風景にペラペラの形状のキャラクターを挿入し、マンガ的表現を取り入れた絵画面を創り出します。
朧げな記憶の中の風景とともに描かれた厚みのないキャラクターたちはどこか逃避的で、離人感(自分の身体、感情、思考、感覚などから主体性が失われ、自らの存在を非現実的に感じること)を連想させもします。
本展覧会はCASHIとの同時開催となります(開廊時間や休廊日等は異なりますのでご注意ください)。
そちらもあわせ、この機会に是非ご高覧頂きたく、ここにご案内申し上げます。
●CASHI
2023年2月24日(金)〜3月25日(土)
〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-6-12-1F
11:00〜18:00
日〜火曜休廊
http://cashi.jp