塔をたてる

〔演劇〕
2023年9月16日（土）～19日（火）
第16回「塔をたてる」
劇団肋骨蜜柑同好会
前売：￥2,800-
予約、当日：￥3,300-
スペース地下

〔概要〕
塔は下から建てなければならない。地盤がしっかりしていなければ、それはただの砂上の楼閣。
吹けば飛ぶような、ハリボテの城に過ぎない。
ならば、地下から始めよう。
バビロンからパライソへ。積み上げた塔は天上を穿つか、それとも。

劇団肋骨蜜柑同好会が誇る、二人の脚本家が共通テーマで執筆。二つの塔、二つの希望、二つの挫折の物語。
--------------------------------------------------------------------------------
〈第一の塔〉
『あるいは現代のフランケンシュタイン』

男が塔を建てたのは、あの子のためだ。
遠い昔に会ったきり、もういなくなったあの子。
夏の思い出、塔の幽霊。

あれから随分と時間がたって、まだ彼の中にはあの子がいる。
彼の中にずっといる彼女は、でももうどこにもいない子。

だから彼は塔を建てたのだ。
人里離れた山奥に背の高い電波塔を。

その塔から発せられる電波は街の人々に降り注ぎ、
見えない踊りを見せ、聞こえない歌を聞かせるのだ。

その踊りを見て、歌を聞くのは彼一人なのかもしれないけれども。
--------------------------------------------------------------------------------

〈第二の塔〉
『象牙の塔（がんばったがダメ）』

がんばったけれどダメだったよ。
私はもうずっとここで暮らしている。
愛すべき本に囲まれて、何もわからず、何も残さず。
ひがないちにち、寝て起きて食べてまた眠る。
ただそれだけのイキモノ。
ああ、青よ。青。
お前もひとりぼっちかい。
散歩にでも、いこうか。

〔タイムテーブル〕
16日（土）16:00【フ】 / 20:00【象】
17日（日）12:00【フ】 / 16:00【フ】 / 20:00【象】
18日（月祝）12:00【象】 / 16:00【象】 / 20:00【フ】
19日（火）16:00【象】 / 20:00【フ】

【フ】「あるいは現代のフランケンシュタイン」
【象】「象牙の塔（がんばったがダメ）」

※受付開始、開場は開演の45分前です。

〔上演時間〕
約1時間

〔出演〕
「あるいは現代のフランケンシュタイン」
小島望
嶋谷佳恵
（以上、劇団肋骨蜜柑同好会）
志賀耕太郎
吉成豊
依乃王里（箱庭円舞曲）

「象牙の塔（がんばったがダメ）」
藤本悠希
水口昂之
（以上、劇団肋骨蜜柑同好会）
杉田のぞみ
寺園七海（24/7lavo）
横室彩紀

■スタッフ
〔脚本〕
「あるいは現代のフランケンシュタイン」／ ホトンドケイ素（劇団肋骨蜜柑同好会）
「象牙の塔（がんばったがダメ）」／ フジタタイセイ（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔演出〕
フジタタイセイ（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔舞台監督〕里田義年
〔舞台美術〕海月里ほとり（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔照明〕少年（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔音響〕桜義一（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔宣伝美術〕少年（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔制作〕劇団肋骨蜜柑同好会
〔当日運営〕嶋谷佳恵（劇団肋骨蜜柑同好会）、水口昂之（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔プロデューサー〕山田拓貴（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔監査〕とむ（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔猫の手〕室田渓人（劇団肋骨蜜柑同好会）、森かなみ（劇団肋骨蜜柑同好会）、吉田覚（劇団肋骨蜜柑同好会）
〔企画製作〕肋骨組

〔協力〕
合同会社A-ZO Jaya
田瓶市観光協会
24/7lavo
ノックアウト
箱庭円舞曲

〔チケット予約〕
※チケットの発売・受付開始は、2023年8月16日（水）の予定です。
詳細は後日公開いたします。
https://rokkotsumikan.com/reserve/form?id=babel