「本棚より幾つか、」－短編演劇祭－

〔演劇〕
2024年8月2日（金）～6日（火）
「本棚より幾つか、」－短編演劇祭－
楽園王
前売、ご予約：￥3,500-
当日 ：￥4,000-
学生：￥2,500-
リピート：￥1,500-※期間中の他の演目が見られます。
スペース地下

〔概要〕
今回上演する『風』が、7月13日14日に開催された茨城劇王にて、予選Cブロック、決勝戦と一位通過し、見事「初代茨城劇王」の称号を手にしました。本公演は、同時開催された四季の森シアターフェスティバルで上演された『よだかの星』と共に、東京凱旋公演となります。

〔概要〕
前回の、谷崎潤一郎『白昼鬼語』の上演は、カンパニーにとってエポックメイキングだったと思う。あらためて楽園王らしい演劇、というのをキチンと上演する意義を感じることが出来た公演だった。では、楽園王らしい演劇とはなんだろうか？　その問いから今回の楽園王公演の企画が始まった。公演にて検証したいと考えた。つまり、今考える楽園王らしい（あるいは、長堀演出らしい）作品の上演がこの公演になるはずだ。

短編を多く上演したいと考えている。多くの短編が再制作になる。過去の好評作の再演と言っても良いと思う。レパートリーという考え方で演劇をやっているカンパニーだから、基本の演出は前の上演と変わらない。稽古の中で、新たなアイデアや問題の発見などあるかも知れない、が、同じ作品を上演しようという気持ちからスタートしての経緯としてである。また、今回新たな出演者を得ての創作もあるが、それも楽しみだが、初演時での出演者にも多く参加いただいている。カンパニーが長く続いていることの豊かさだと実感し、十数年前の出演者と同じ作品に取り組む、という機会が実現できて嬉しい。

……と、長々と書いてきたが、今回の公演は、楽園王が今も昔も面白いと思っている、そんな演出作品をたくさん上演する機会になる。大げさではなく、過去の好評作や自信作、ここでしか観られない短編が並ぶ公演だ。初めて使う劇場になる新宿の眼科画廊の地下、小劇場の秀作が次々と発表される会場だから緊張感もある。タイニイアリスが閉館してから新宿に出られてなかったが、やっぱり新宿での公演が嬉しい。

あらためまして、どうぞよろしくお願いいたします。ぜひお時間を作って足を運んでいただけることを祈っています。砂漠の渇望のように。楽園王33年目の意欲的な公演です。本当、ぜひ。


≪Aプログラム≫
●「本棚より、夢十夜」
夏目漱石「夢十夜」より
〔出演〕
塩山真知子、杉村誠子

●宮沢賢治「よだかの星」
〔出演〕
加藤翠

●「風」
〔出演〕
イトウエリ、小林なほこ、大畑麻衣子（miez miez）

〔タイムテーブル〕
2日（金）15:00 / 19:00
3日（土）12:00 / 17:00

===========================

≪特別プログラム≫
●谷崎潤一郎「お国と五平」
〔出演〕
塩山真知子、三品洋二郎、久堂秀明
　＋
●舟橋聖一「華燭」
〔出演〕
奥村拓(オクムラ宅)

〔タイムテーブル〕
4日（日）17:00

===========================

≪Bプログラム≫
●「赤い靴」
〔出演〕
澤崎妙、新乃舞子

●「アオイハル」
〔出演〕
舩木智菜美、地寄宙

●岸田國士「紙風船」
〔出演〕
政井卓実、大畑麻衣子（miez miez）

5日（月）15:00 / 19:00
6日（火）12:00 / 17:00


〔チケット予約〕
https://stage.corich.jp/stage/325244/ticket_apply